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大阪/日本橋にあるギャラリー
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日本美術の歴史
日本美術の歴史 (JUGEMレビュー »)
辻 惟雄
日本美術の足跡を知りたい方にはいい本です。現代美術を知るには、先ず足元を固めてください。
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大阪日本橋にある町家風ギャラリースタッフによる日記です。
David C. Driskellの作品がパッケージになります!
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    JUGEMテーマ:アート・デザイン

    2013/5/13-5/25に展覧会をしましたDavid C. Driskell(デイビッド ドリスケル)の作品がチョコレートのパッケージなることに決まりました。



    ブランド名は ”123FACTORY" NYからのチョコレートをこのパッケージに詰めて販売します。形もさいころ型で可愛らしいですし、ポップな感じで元気が出ます。
    来年2月のバレンタインデーのときにお目見えする予定です。お楽しみに。

    これを企画したタケモトフーズの社長:竹本氏は、「大阪人は、黒人のアートを否定したり差別したりすることはない。いいものなら、そのものをズバリを愉しむ力がある。」といって、このデザインプロジェクトを立ち上げられました。
    実をいうと、黒人の美術はアメリカでは長らく差別があり、発表の場所も限られていました。Robert Colescott が、アメリカの代表としてベネチアビエンナーレで展示した始めての黒人アーティスト。1997年のことです。アメリカの国を表現する美術は、長らく白人のものであったのです。
    David C. Driskellは、アーティストとして、研究者としても功績が認められ、メリーランド大学の中に、作品を収集、展示する施設をもっています。

    http://www.driskellcenter.umd.edu/index.php


    今回、このよう形でアフリカンアメリカンアーティストの作品が、OSAKAから発信できますのは、とても嬉しいことです。
    どうでしょう。NYのチョコレートが口いっぱいに広がるようです。



     

    About David C. Driskell

    Born in 1931 in Eatonton, GA, and raised in North Carolina, David C. Driskell completed the art program at Skowhegan School of Painting and Sculpture in 1953. He received an undergraduate degree in art from Howard University in 1955 and an M.F.A. from Catholic University of America in 1962. Trained as a painter and art historian, Driskell works primarily in collage and mixed media, and printmaking. He then pursued post-graduate study in art history at The Netherlands Institute for the History of Art in The Hague. Prof. Driskell began his teaching career at Talladega College in 1955. He taught at Howard and Fisk Universities and served as Visiting Professor of Art at Bowdoin College, The University of Michigan, Queens College, and Obafemi Awolowo University in Ile-Ife, Nigeria. He joined the faculty of the Department of Art at the University of Maryland, College Park, in 1977, and served as its Chairperson from 1978-1983. In 1995, he was named Distinguished University Professor of Art and taught until his retirement in 1998.

    The recipient of numerous fellowships, awards, and prizes, including, three Rockefeller Foundation Fellowships and a Harmon Foundation Fellowship, Prof. Driskell has also received nine honorary doctoral degrees in art. While teaching at the University of Maryland, Prof. Driskell maintained an active career as a practicing artist, teacher, curator, collector, art administrator, and art consultant. He has lectured across the globe, and his works are included in major collections of art museums throughout the world. Prof. Driskell has authored five exhibition books on the subject of African American art, co-authored four others, and published more than 40 catalogues from exhibitions he has curated.

    In 1976, Prof. Driskell curated the exhibition “Two Centuries of Black American Art: 1750-1950,” which has been considered as the foundation for the field of African American Art History. Since 1977, he has served as curator of the Camille O. and William H. Cosby Collection of African American Art. In 2000, Prof. Driskell was honored by President Bill Clinton a recipient of the National Humanities Medal and in 2007, he was elected as a National Academician by the National Academy.

    | 展覧会レビュー | 19:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    ヴェネツィアビエンナーレ Biennale di Venezia その2
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       今日は、ヴェネツィアビエンナーレBiennale di Venezia のジャルディーニGiardiniにご招待したいです。
      ヴェネツィアビエンナー開催のための会場をジャルディーニGiardiniと呼びます。
      ここには、先進国と呼ばれる国々のパビリオンが立ち並び、各パビリオンの中で、国から選出されたアーティストの展覧会が行われています。
      公園の中に、国々の特徴を持った建築が立ち並んでそれだけでも面白いです。しかsk、中での展覧会が余りにも斬新で、魅力的で、力強いものでしたから、残念ながら公園や建築をゆっくり愉しむ余裕はありませんでした。
      さて、ここでも地図がないとジャルディーニGiardini全体の展示が分らないです。
      ヴェネツィアビエンナーレの公式地図。
      で、参考のため、artupdateがだしている冊子の中の地図は、
      どちらがいいか分りませんが、随分地図作り方によって印象が変わると思いました。
      私は、artupdateがだしている地図のほうが、俯瞰的な印象が強く、迷わず到達できるように思いました。
      始めての場所に行く場合、地図を手に入れることは大切ですね。
      パビリオンが国別になっているため、アートのオリンピックなどという表現がされます。
      国と美術を関連付けてみてしまいますね。
      しかし、先進国は、何万何千というアーティストがいるはず。その代表がキュレータのお好みや独善的とは言わないまでも、個人の審美眼を信じて選ばれてくるわけですから、国家を代表する美術家、国を表す美術、そういった人やそういった美術が存在するのか、疑わしいです。
      それでも、こうやって友好的に一つのことに取り組めることは、世界が平和で良かったですね、と心から喜べます。
      興味深かったのは、フランス館とドイツ館。今年は展示の都合上、双方の館を入れ替えての展示。フランス館でドイツの作家が展示して、ドイツ館でフランスの作家が展示していました。
      日本と韓国なら、そんな話合い成立したのかなあ、など色々考えました。これは私の勝手な思い込み、でしたら失礼いたしました。
      パビリオンは、2年を通して半年しか使わない建物。
      作りも簡単で、真っ白い壁面と使いやすい大きな空間が用意されている、そういったものでした。

      ​GiardiniまたはArsenaleにパビリオン(国別の会場)を設置している国は以下の通り。
      Giardini 
      オーストリア、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、デンマーク、エジプト、フィンランド、フランス、ドイツ、日本、英国、ギリシャ、イスラエル、オランダ、ヴェネチア(開催都市)、フィンランド、ポーランド、チェコ、スロバキア、韓国、ルーマニア、ロシア、セルビア、アメリカ、スイス、ウルグアイ、ベネゼエラ。
      Arsenale
      アルゼンチン,アラブ共和国、南アフリカ、バハマ、イタリア、中国、グルジア、Holy See(ヴァチカン)


      ヨーロッパの主要国が軒を連ね、そこへアメリカ、カナダ、日本、オーストラリアといった環太平洋の国が加わり、その他の地域の主要国が加わっているといえるでしょう。ちなみに、アフリカ大陸でパビリオンを持っているのは、エジプトと南アフリカのみ。南アメリカ大陸では、ブラジル、ウルグアイ、ベネゼエラの3つの国が、それぞれパビリオンを持っています。

      ベネチアビエンナーレがヨーロッパ諸国を中心に開催されてきたことは否めないでしょう。ヨーロッパというキリスト教とそれに取り巻く美術が先行する価値観のなかで、ベネチアビエンナーレが開催されてきたことになります。



       
      | 絵画旅行記 | 02:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      ヴェネツィアビエンナーレBiennale di Venezia その1
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        ベネチアビエンナーレに行ってきました。何日くらい滞在すれば、ベネチアを充分に見れるのか、ビエンナーレも楽しめるのか、分らないまま、4泊の日程でベネチア入りしました。
        9/26 夕刻 ベローナから列車でベネチア入り
        9/27 足慣らしを兼ねて、散策+ アカデミア美術館
        9/28 ベネチアビエンナーレ :ガルディーニ
        9/29 ベネチアビエンナーレ :アルセナーレ
        9/30 ドッケーレ宮殿 夜 夜行列車に乗る
        (2013/9/26~9/30までベネチアに滞在。)
        という、日程でした。
        20年前に行った記憶が残るベネチア。まず、迷わず歩けるようになるまで時間が掛かりました。何を目印に、どちらが北なのか、1日目は目隠しされた人のような気分でした。15分ほどで行けるはずのリアルト橋も30分以上かかったように思います。
        そうやって無駄な時間を散策する内に、あちこちに立てられたベネチアビエンナーレの看板が目にはいるようになって来ました。
        二つの大きな会場以外でベネチアビエンナーレがやっているとは知りませんでした。
        これは、二日目のビエンナーレの入り口で手に入れた地図。
        親しみのあるベネチアの地図です。このちょうど右手の赤いところが、ベネチアビエンナーレの本会場。
        それ以外の目印がついているところは、本会場には収まりきれなかった国々が、ビエンナーレが用意した場所なのか、それとも個別交渉なのか、そういったことは分りませんが、街のあちこちで展示をしていました。
        一つは国単位で。もう一つは、グループ単位か作家主催なのか、詳しいことはわかりませんでしたが、国以外の単位で作品が展示されていました。
         
        私のような美術を仕事にしている者にとっては、ベネチアの街全部が”ベネチアビエンナーレ”一色、そのような印象で行きました。実際は世界屈指の観光地のベネチアに大勢の観光客が詰め掛けており、”ベネチアビエンナーレ”はベネチアのほんの僅かな催事のようでした。。無関係な旅行者が殆ど、といってもいいかもしれません。
         
        さて、今回ご紹介するのは”ベネチアビエンナーレ”を取り仕切っている地図。
        古い都市での開催。それも入り組んだ中世の都市。
        地図がなければ、どこで何がやっているのがさっぱり分かりません。
        私が手に入れた地図は、ベネチアビエンナーレが出している公式の地図と、ブリティッシュカウンシルがサポートしている、ARTUPDATEから出ている地図。
        こういった地図に行き着けない人は、ベネチアビエンナーレの全体像にアクセスすることは難しいです。
        ちなみにARTUPDATEがだしている地図。
        の地図の中身は、
        です。ベネチアのあちこちで展覧会が行われいることが分るかと思います。
        地図は、大事ですね。
        こんなに親切な地図をもっていても、お目当ての展示場に行くのは難しかったです。
        私の場合は、道を歩いていて、ビエンナーレの赤旗を見つけたら、手当たり次第に入りました。そのほうが、"見つけなければ”という、ストレスから開放されて、楽しめました。
        | 絵画旅行記 | 16:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        美術館のような病院をご紹介します。
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          JUGEMテーマ:病院へGO!!JUGEMテーマ:病院へGO!! 

          美術館のような病院をご紹介します。
          検査入院、人間ドック、気持ちのよい病院に越したことはありませんね。

          大阪府大阪市生野区巽北3丁目20−29


           病院は、2013/4月に改装が完了し、新しくOPENしました。廊下、エレベータフロアに数々の作品が設置されています。
           患者さんから寄贈されたもの、職員の方の絵画、院長先生が休日に描かれた絵画があちこちに展示されています。 

           病院の理事長:山住先生に、「病院が綺麗になって、作品が増えて患者さんが増えましたか。」と、お尋ねしたところ、「いや〜、それよりも随分病院の雰囲気が変わりました。なにより、来院される患者さんの服装が変わりましたね。昔のように、パジャマ姿の患者さんや、トレーナ姿で来る人がなくなりました。おしゃれして病院に行く、そんな雰囲気に変わりました。皆さんに喜んで貰っています。」と。

           理事長先生は昔アメリカに留学されたそうです。アメリカの病院では、入院するとき、患者さんは、自分の病室に掛ける絵を選べたそうです。患者さんには、退院するときに、ずっと励ましてくれた絵を持って帰りたい、と入院中に飾っていた絵を病院に譲って欲しいとお願いされる方もいたというのです。 

           そういうアメリカでの経験を生かして、美術のある病院を改築前から構想されました。

           入院期間中、寂しい気持ち、不安な気持ちで患者として過ごすものです。何か心の宝モノになるよなものが病院にあると、生活している実感が生まれますね。

           






















           日々多忙な中で検査を受けるなら、気持ちのいい病院、おしゃれして行きたいような病院に行きたいものですね。

           病院に行ったから、病人になってしまう、そうはなりたくないものです。
           おしゃれして病院に行って、彼氏ができる、とか彼女ができる、恋におちる、そんなことがおこればいいですね。まるで映画の主人公のよう。

           この絵画がずらったかかっている廊下は、リハビリ室の前です。
           床には、等間隔に壁に色と同じマルが描いてあり、リハビリする患者さんの歩数の目安になっています。
           こういった絵画の横で、患者さんはリハビリに励まれています。

           最近の病院は老人が多いです。し尿の匂いが鼻についたり、暗い閉じ込められたイメージが病院にはつきものです。清潔感を出すために、白の色ばかりが目ににつき、無機質で冷たい印象が病院にはつきものです。
           育和解記念病院には至るところに絵があり、そのお陰で色々な色が目に入ってきます。温もりが感じられます。

           設置されている絵画も様々です。日本人、韓国人、アフリカ系アメリカ人、日系アメリカ人、フランス人。

            病院の待合にも絵がありました。

           このブログには特別に理事長、山住先生のメールアドレスを掲載しておきます。
           t-yamazumi@ikuwakai.or.jp

           この記事を読んで人間ドックに入りたい方、メディア関係の方は直接理事長にMAILしてください。 
              (Gallery AMI-KANOKO  中島由記子)




           
          | 大阪の街のアート情報 | 18:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          サボテン 器  gallery feel 0
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            JUGEMテーマ:アート・デザイン

            内田鋼一  ×  小田康平 kouichi UCHIDA Kouhei Oda 

            「サボテン 器 宇宙」2013/6/29-7/14

             gallery feel art zero 名古屋市東区葵2-3-4 三光ビル1F 




            このギャラリーのギャラリストは、正木なおさん。
            3度ほどこのギャラリーを訪れたことがありますが、まだ期待を裏切られたことはありません。いつも、作品の見せ方、企画に工夫がみられ、私を満足させてくれます。正木さんのセンスが光ると共に、作家の持ち味を色々な形で引き出している、いいギャラリーだと思います。

            何か同じギャラリストとして勉強させてくれるギャラリーです。


            今回の展示は、2人展。2人の仕事が作品を引きたて合うように展覧会が出来上がっています。きっと、企画者である正木さんの力なのでしょう。

             大通りから、白い凹凸のある会場に入っていくと、愛知の陶芸家:内田鋼一 の白い器(プランター)に多肉種のサボテンが植えられています。

             サボテンは水が必要ない植物のため、土ではなく大きな粒の砂に植えられており、その白い砂と、内田氏の白い陶器との相性がいい感じでした。

             展示の陶器は、おおよそ手に載るくらい大きさ。中には、直線と直角に曲がる形状をもつ、植物を植えるのには不適切なものもありました。こういった非実用的でないものを見ると、美術を見る人間はわくわくしてしまいます。
             
             展覧会で目にいくのは、やはりサボテンの形とその種類です。小田氏は、自分の好みの形のサボテンを収集しているのか、いや好みの形にサボテンを育てているのか、どちらにしてもサボテンの形と生育のあり方に興味を持っているようです。
             会場では、花を咲かせるサボテンや、ストッキングのようなものを頭から被っているサボテンまで実に様々なサボテンを見ることができました。


             「こんなにサボテンの種類っていっぱいあったのだ。」というのが、展覧会を見たときの私の正直な感想です。
             もっと美術的な視点で見るべきなのでしょう。しかし、生命の不思議さ、その多様さのほうに興味が移ってしまいました。

             父の従兄弟がサボテンの収集をしてました。小さい頃、そのおじさんの裏庭でたくさんのサボテンを見た記憶があります。
            サボテンは、余り綺麗とはいえない温室の中に詰め込まれていました。その叔父さんにとっては、貴重なお宝だったのでしょうが、私には訴えかけるものは何もありませんでした。

             小田さんのサボテンは、昔の記憶のものとは随分ちがいます。見せるために上手く整理されているからでしょう。もちろん、剪定も行き届いているのでしょう。何よりも、この展示会場で、一番綺麗に見えるものを選んで持ってこられているのでしょう。
             どれも生き生きと見えました。


             理科の先生以上に、小田さんは私にとっての偉大な理科の先生になったような気がします。それは、内田さんと小田さん2人の美術家の見せる世界が宇宙で、ずっと向こうに色々な自然があるように提示してくれているからだと思います。
             美しくものを見せる、というのは大事なことだと思いました。触覚を刺激するのです。これはなんだ、どういうことなんだ、と素直な疑問が見ることで色々出てきます。長くものを見る観察も、美しいと思い始めると楽しくなります。植物も美しくありたいと思っています。
             
             美術と理科は遠いように思いますが、本当はお隣にあるように思いました。そうあって欲しいと思います。

            | 展覧会レビュー | 19:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            大阪日日新聞掲載 関西美術探訪 「未来を買う」現代美術の楽しみ方
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               JUGEMテーマ:アート・デザイン

              2012/8/7 大阪日日新聞掲載 


              ・「ART  OSAKA  2012」  「未来を買う」現在美術の楽

              しみ方

               アートを手短に買ってみようとWEBを検索するとギャラリー名
              や作家がずらずらと出てくる。ネットサーフ見聞するのも楽しい。
              でもそれは、レストランの料理紹介を見ているのと同じで、実際食
              べるのと随分違う。アートも本物と出会うと、美味しい料理を食べ
              た時のように、消化酵素が活発に働き始める。今まで吸収したこと
              のない、新しいモノが体内に栄養となり取り込まれる瞬間だ。
              アートフェアをご紹介したい。これは、美術作品の博覧会または
              見本市で、展示即売会である。7月7、8日の両日、JR大阪駅サウス
              ゲートビルのホテルグランビア大阪26階で「ART  OSAKA  2012」
              が開催された。ここでは、気軽に本物のアートと出会える。若手ア
              ーティストにとっては大きな発表の場となるが、その裏側では、コ
              レクターの目によってアーティストはふるいにかけられる。
                今回のフェアは、大阪を中心に、東京、韓国、台湾からの参加の
              50ギャラリーが参加。各ギャラリーは、ホテルのツイン、ダブル、
              シングルの部屋を借り切り、推薦する作家の作品を展示した。入場
              者は、それほど広くないホテルの廊下を行き交い、次から次へとギ
              ャラリー空間に見立てられた部屋に入っていく。トイレやバスタブ
              といったアートの展示空間には不向きな場所にも、作家の発想から
              か面白い展示がなされていた。扉を開けて進むごとにその全く違う
              作品に出会えた。見本市会場としては不釣り合いな、低い天井、人
              一人しか通れない扉と通路。展示場を占拠するベッド。もともと休
              息と快適な睡眠を提供する場なのである。しかし、その密室感が
              何か秘密の宝物をこっそりと見せてくれているという錯覚に陥らせ
              る。
                JR大阪駅の上だから何といっても立地条件が良い。コレクターと
              して名が通っている紳士から、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた若い

              夫婦、現代美術を初めて買いに来たという女性まで客層はさまざま
              だ。美術業界が低迷している中、新たな顧客層、購買層を増やすに
              は、実に楽しい画期的なイベントだった。
              Yoshimi  Artのブース、インスタレーション(場所や空間全体を
              作品として体験させる芸術)「case.C」=写真=(笹川治子作)は、ホ
              テルの部屋を作品のイメージに取り込んだ面白い展示だった。ポケ
              ットに入らないだろうほど大きいコインが狭いシングルルームに散
              乱。ここに宿泊していた客は、部屋を出る前に別人に変装したので
              あろうか。黒いスーツが脱ぎ捨ててある。まさに今、慌てふためい
              て部屋を脱出したようなあり様である。さて「この部屋での売り物
              は?」と作家に聞くと、「泥棒が残して行ったコイン」とのことで
              ある。この展示が面白いと思ったお客は、1個2個とコインを買う。
              コインは、気に入った展示の記憶を呼び起こすモノとなる。
                このフェアでは、5000円くらいからでも買えるものが出ていた。
              高値のもので200万円くらいである。数寄者の蒐集に使う金額から
              すると少額である。しかし、価値の見えないものを買うことは、そ
              こに未来を感じることである。金額にかかわらず、作家に1票を投
              じる行為である。
                作品は、良いから買われるわけではなく、好かれるから買われ
              るのだと思う。人は、何かを好きになった瞬間、お財布の紐をほど
              くのである。男女の恋愛も同じようなものである。美術館で見られ
              るような優等生的な作品が売れている、というわけではない。道徳
              からはみ出ているモノや気味悪いモノもアートには多数ある。それ
              も価値ある美術として買われ、認知されていく。実に自由な世界だ
              と思う。
              (ギャラリー「AMI&KANOKO」アートディレクター)

              | 現代美術の見方・考え方 | 16:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
               ベルリン -美術都市- その1
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                JUGEMテーマ:アート・デザイン



                 2012/8/16〜 名古屋空港からヘルシンキを経由してベルリンに降り立った。約10年ぶりのベルリンだった。以前来たときは、まだ、壁が崩壊して10年ほどしか経っておらず、通貨も「マルク」だったように記憶している。その頃は、まだ東ドイツ時代の陰のような「匂い」というものが街の至るところに残っていて、街の空気が重苦しかった。レストランも満足できるようなものではなく、ホテルの朝食も「シリアル」といった保存食が多かったように記憶している。

                 
                  
                  
                 
                 そんな、楽しい記憶の少ない都市であるが、現在はユーロ経済を牽引するドイツである。また、東西ベルリンの美術が整理され、美術館も新しくオープンしたと聞いている。一度、やはり躍動する都市と美術との連動性を見てみたい、肌で感じてみたい、とベルリンのテーゲル空港を降りた。


                 予約したホテルはポツダム広場から一駅、フィルハーモニーや美術館がある”Kulturforum  /culture forum"まで徒歩10分という便利な場所だった。







                 
                 到着した翌日の朝、早速The National Museums' Gemäldegalerie に向かった。この美術館は、ヨーロッパ絵画の古典絵画13th~18thのものがたくさんあると情報を得ていた。ヨーロッパの大型美術館に来たら、そういうものをふんだんに、飽きるほど見たい、というのが私の念願なので早速入った。

                 いやはら、大変だった。「軽く流してみよう。」なんて、いう気持ちが悪かったんだろう

                 兎に角、量が充実している。13thのイタリア絵画からまずたっぷりあった。

                 まだ、人間が人間らしく描かれないのっぺりとして肢体。宗教と美術が直接絡まっている時代。「祈り」=「美術」となっていた時代のものであるから、何か俗世間から遠く離れている。多くの人がこれらの美術品に向かって「祈りを捧げてきた」とおもうと、何か神々しい感じがして、一つ一つが大切に思えてくる。と、そうすると、古典のイタリア美術、ルネッサンスまで見ずにお昼がやってきてしまった。

                 
                 昨日のフライトの疲れも残っているのか、時差のせいか、長く集中できない。ここでいったん休憩とレストランに向かった。そして、再度美術館MAPを見て、全体の作戦を立てることにした。

                 このとき初めて、この美術館が想像していたより、ずっと広く、ずっと量が多いということに気がついた。


                  


                 上図が、美術全体の見取り図。ナンバーが付いている一つ一つの部屋が広く、作品が充実していました。

                 
                 古典イタリア絵画が終わると、キリスト教の教義を含んだ壁画に近い宗教絵画に進み、ラファエロ、それが終わる頃、ようやくネーデルランド絵画がベネチア絵画が登場し、写実的になり人間が人間らしく描かれるようになった。誇らしく都市の情景が描かれたり、静物がモチーフになったりと、人間の眼差しが「神」の世界から「地上」の世界、今見えている世界にに降りてくることがよく分かる。

                 地下展示場では、企画展を見ることが出来ました。

                  Cornelis Bega展
                  17th ハーレム(オランダ)の画家。
                 彼の作品の中では、貧乏な暮らしの中で、人が生き生きとその日の暮らしを楽しんでいるのがよく伝わってくる。当時の人たちの暮らし暮らしぶりや心情や伝わってくる。酒場での出来事、家族の食卓、男女の駆け引きなど、どこの国にもあるものが絵の中にある。
                 しかし、それはやはり悲哀が含まれている。重税や戦争、疫病など、生きることが難しかった当時の状況を絵の中に忍び込ませている。


                 そうやって、美術館を一巡したら、そろそろ時計が4時を指そうかとしていた。
                 

                 お隣の新国立ギャラリー New National Galleryも時間の都合上今日見ておきたいと、いったんこの美術館をでるこにしました。

                  

                  
                 ルーブル美術館と同じ質と量とはいえないですが、プラド美術館には匹敵するように感じました。
                | 絵画旅行記 | 16:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |