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大阪/日本橋にあるギャラリー
近鉄/地下鉄(堺筋線・千日前線)日本橋駅下車 1分 

 
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日本美術の歴史
日本美術の歴史 (JUGEMレビュー »)
辻 惟雄
日本美術の足跡を知りたい方にはいい本です。現代美術を知るには、先ず足元を固めてください。
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大阪日本橋にある町家風ギャラリースタッフによる日記です。
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大阪日日新聞掲載 関西美術探訪 「未来を買う」現代美術の楽しみ方
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     JUGEMテーマ:アート・デザイン

    2012/8/7 大阪日日新聞掲載 


    ・「ART  OSAKA  2012」  「未来を買う」現在美術の楽

    しみ方

     アートを手短に買ってみようとWEBを検索するとギャラリー名
    や作家がずらずらと出てくる。ネットサーフ見聞するのも楽しい。
    でもそれは、レストランの料理紹介を見ているのと同じで、実際食
    べるのと随分違う。アートも本物と出会うと、美味しい料理を食べ
    た時のように、消化酵素が活発に働き始める。今まで吸収したこと
    のない、新しいモノが体内に栄養となり取り込まれる瞬間だ。
    アートフェアをご紹介したい。これは、美術作品の博覧会または
    見本市で、展示即売会である。7月7、8日の両日、JR大阪駅サウス
    ゲートビルのホテルグランビア大阪26階で「ART  OSAKA  2012」
    が開催された。ここでは、気軽に本物のアートと出会える。若手ア
    ーティストにとっては大きな発表の場となるが、その裏側では、コ
    レクターの目によってアーティストはふるいにかけられる。
      今回のフェアは、大阪を中心に、東京、韓国、台湾からの参加の
    50ギャラリーが参加。各ギャラリーは、ホテルのツイン、ダブル、
    シングルの部屋を借り切り、推薦する作家の作品を展示した。入場
    者は、それほど広くないホテルの廊下を行き交い、次から次へとギ
    ャラリー空間に見立てられた部屋に入っていく。トイレやバスタブ
    といったアートの展示空間には不向きな場所にも、作家の発想から
    か面白い展示がなされていた。扉を開けて進むごとにその全く違う
    作品に出会えた。見本市会場としては不釣り合いな、低い天井、人
    一人しか通れない扉と通路。展示場を占拠するベッド。もともと休
    息と快適な睡眠を提供する場なのである。しかし、その密室感が
    何か秘密の宝物をこっそりと見せてくれているという錯覚に陥らせ
    る。
      JR大阪駅の上だから何といっても立地条件が良い。コレクターと
    して名が通っている紳士から、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた若い

    夫婦、現代美術を初めて買いに来たという女性まで客層はさまざま
    だ。美術業界が低迷している中、新たな顧客層、購買層を増やすに
    は、実に楽しい画期的なイベントだった。
    Yoshimi  Artのブース、インスタレーション(場所や空間全体を
    作品として体験させる芸術)「case.C」=写真=(笹川治子作)は、ホ
    テルの部屋を作品のイメージに取り込んだ面白い展示だった。ポケ
    ットに入らないだろうほど大きいコインが狭いシングルルームに散
    乱。ここに宿泊していた客は、部屋を出る前に別人に変装したので
    あろうか。黒いスーツが脱ぎ捨ててある。まさに今、慌てふためい
    て部屋を脱出したようなあり様である。さて「この部屋での売り物
    は?」と作家に聞くと、「泥棒が残して行ったコイン」とのことで
    ある。この展示が面白いと思ったお客は、1個2個とコインを買う。
    コインは、気に入った展示の記憶を呼び起こすモノとなる。
      このフェアでは、5000円くらいからでも買えるものが出ていた。
    高値のもので200万円くらいである。数寄者の蒐集に使う金額から
    すると少額である。しかし、価値の見えないものを買うことは、そ
    こに未来を感じることである。金額にかかわらず、作家に1票を投
    じる行為である。
      作品は、良いから買われるわけではなく、好かれるから買われ
    るのだと思う。人は、何かを好きになった瞬間、お財布の紐をほど
    くのである。男女の恋愛も同じようなものである。美術館で見られ
    るような優等生的な作品が売れている、というわけではない。道徳
    からはみ出ているモノや気味悪いモノもアートには多数ある。それ
    も価値ある美術として買われ、認知されていく。実に自由な世界だ
    と思う。
    (ギャラリー「AMI&KANOKO」アートディレクター)

    | 現代美術の見方・考え方 | 16:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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