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大阪/日本橋にあるギャラリー
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日本美術の歴史
日本美術の歴史 (JUGEMレビュー »)
辻 惟雄
日本美術の足跡を知りたい方にはいい本です。現代美術を知るには、先ず足元を固めてください。
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大阪日本橋にある町家風ギャラリースタッフによる日記です。
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京都市立芸術大学 卒業修了展
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    JUGEMテーマ:アート・デザイン
      一年ほど、ブログをゆっくり書く時間がなく、御無沙汰しております。今日からまた、少しずつ書いていこうかと思います。

     このブログは、Gallery AMI&KANOKOの中島由記子が、ギャラリーや美術館、アート関連のイベントに出かけたときの感想を中心に、作家やイベントをご紹介したいと思っています。

     今日は、先週でかけました京都市立芸術大学の卒業、修了展をご紹介いたします。

      2箇所(京都市立美術館・学内)で開催された展示では、市長賞、同窓会賞、山口賞など11の賞が出されます。例えば、市長賞なら12人が選ばれ、平館賞は2人が受賞しています。こういった賞は厳選な選考によって、受賞者がきまるのでしょう。受賞した作品には、作り手の名前の横に受賞した賞の名前のタグが貼られています。 
     多くの作品の中で、受賞作品を追いかけるのも一つ卒展を見るコンパスになるでしょう。

     このブログの中では賞に関係なく、私自身の目線で紹介したい作品を掲載していくつもりです。


     今年は、京都市左京区沓掛にあります学内展には、5歳になる姪を連れて行きました。今年のお正月からギャラリー巡りに付き合ってくれている姪は学内展は気に入ったようです。長い長い道を歩いて一つ一つギャラリーを訪ねるのは、姪にとって退屈で仕方がないようです。それに比べると、大学の構内を歩くだけでいくつもの展覧会が見られるのですから、学内展は本当に楽しめたようです。
     
     もうひとつ嬉しかった事は、各部屋に置かれた芳名帖に記帳すること。「来たよ!」っていう目印のように、自分の名前を書いていました。


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     <お詫びとお願い>
     制作者を正確に紹介できるよう、記録をとってきましたが、記録もれの作品があります。その方のお名前タイトルなどがご紹介できません。ごめんなさい!

     それからもう一つ! ここに紹介された方で展覧会して自身の作品を発表していくことに前向きな学生さん、ご連絡下さい。応援価格で展覧会を企画していきたいと思います。
    連絡先 → メイル yukiko@ami-kanoko.com
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    陶磁器科 大原美樹 4回生

     大学の講義室の扉を開けると、そこは真っ白な世界。沖縄宮古島を思い出す白い砂が、部屋いっぱいに敷き詰められていました。そこに、貝殻を思わせる口が開いた作品がいくつか。まるで、この貝殻の作品の口から砂が吹出た様。

     歩いた人の足跡(痕跡)が砂の上に残っています。そのことが、この作品の作家とここに入ることで作品に係わった人との間をつないでいます。

     扉を明けた瞬間、5歳の姪が私の顔を見て「ここに入っていいの?」と聞いてきました。「いいよ、いいよ、そのまま入ってごらん。」 真っ白な壁面と細かい砂。今まで歩いてきた廊下とは、全く違う感覚を与えてくれます。砂が音をすってくれるようで、静寂さが肌に刺さりました。
     材料は、陶器に使う土のはず。それを彼女は、形をつくったり、焼いたりしないで、みせてくれました。


    展示番号<A−9>の石川詩史 彫刻4回生 の作品は、とても面白かったです。
    (残念ながら写真がありません。)
    こういうユーモラスいっぱいの作品は大歓迎。

    扉の前に、「心臓の弱い方はご遠慮下さい」という張り紙が。部屋の中に高圧電圧線などがはられ、ばちばちいっているのかなあ、などこちらは想像。100倍の勇気を出してノブを回して扉を開けたら。

    そこには・・・・・。

    人の身長以上のゴジラが歯を出してこちらを脅している。憤怒の顔がちょうど私の鼻先にあって・・・・・。

    5歳の姪は、扉から1m以上も離れて、腰が引けた状態で鑑賞??してました。

    それだけの立体作品でしたが、二人を楽しませてくれました。

    この作品の味噌は、扉の張り紙。これが、重要でした!

    「あなたがかえるべきところ」
    長谷川由貴 油画 4回生

    大人の背丈以上もあるキャンバスに森が描かれています。それも部屋いっぱいに画布が掛けられ、入り口の扉も開きにくくなっています。そっと、隙間から作品を覗くように中へ。


    長谷川さんが描いた森は、パステルカラー色。色が洪水の様に眼の中に飛び込んできました。でも、何かそこには、陰鬱とした空気を感じます。森の奥の小池の水もこころなしか澱んでいるように見えます。森なのに、そこには生き物の気配はありません。小鳥のさえずりも水の音もありません。太陽上っているのか、朝なのか、昼なのか、検討がつかない世界を表現しています。大人の目線辺り、円形のキャンバスが等間隔におかれ、そこには別の世界が描かれている。

    長谷川さんの作品は、卒展ならではの作品で気に入った!そこには、美術、いやそれ以前の表現に対する冷めた気持ちがない。大人になると、「こんなことやってなんになる?」と、制作に対して疑問が湧きはじめる。社会的な意義や自分の存在に対する冷めた葛藤が始まる。葛藤が始めると考える時間が長くなり、制作の時間が削られ、自ずと作品はまとまり小さくなる。




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