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日本美術の歴史
日本美術の歴史 (JUGEMレビュー »)
辻 惟雄
日本美術の足跡を知りたい方にはいい本です。現代美術を知るには、先ず足元を固めてください。
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大阪日本橋にある町家風ギャラリースタッフによる日記です。
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cxchange展の作品紹介
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    今回はアメリカから来た作家の作品を紹介いたします。

    こういった作品をどうみればいいか、難しいです。「アートは好きにみれば良い」といいますが、難しいときが多いです。下の作品を例にとってわたしなりに解説を加えたいと思います。



    Amze Emmons
    ニューヨークの北部で育つ
    1996 Ohio Wesleyan University にてBFA取得
      
     まず、作品から見えるもの(情報ですね。)を素直に読み取ってください。こんな感じです。
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     画面の向こう側には、都会らしい風景が見られます。その前に有刺鉄線が腰の高さでぐるぐるに巻かれてて、こちらと向こう側を遮っています。
     その前にプラスティック製の安価な椅子が2客。その下には、飲みきったペットボトルが3,4本散乱しています。人や動物は画面上になく、寂しげな空気が漂っています。画面上の色も淡いもので、いっそう孤独感を伝えます。作品は銅板にスクラッチされた線だけで表現されており、その線が細く、生命力がないため、時間が止まっている印象をだしています。


     見過ごしてしまうような静かな作品です。しかし、有刺鉄線で囲まれた内と外の風景から、この絵が伝えたいメッセージを理解することができます。そして、人が誰もいない、空虚なこの場所に一体何があったのか、想像が始まります。飲み干したペットボトルのビンはそこに誰かがいたことを物語っています。何時、その人たちはいなくなったのでしょうか。何故いなくなったのでしょうか。椅子に座って、どのくらいの時間をここで過ごしたのでしょうか。

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     ■で、私はこの作品のメッセージをこういうふうに読み解きました。

     日本に住んでいる限り、有刺鉄線で遮られた場所を見ることはありません。しかし、世界中で起こっている内戦やゲリラ活動を思い起こすと、占拠され追放されるという、悲しい出来事が日常茶飯事に起こっています。この絵は、きっとそういった非人道的なことが起こったことの事実を伝え、強いメッセージを伝えようとしています。
     TV番組で見る報道番組は、非常にリアルでありますが、しかしその空気間というのは伝わってきません。あくまでも他人事であります。作品は、それほどリアリティを含んでいませんが、TVの報道番組以上に心に突き刺さる強さを持っています。それは、その起こっている場所からの発信だからだと思います。
     
     ■というふうになりました。
     有刺鉄線に気がつかないと、また彼女の故郷が必ずしも平和でない処、という情報がいと、この絵の意味をつかむことはできません。

     本当に強いメッセージや伝えたいことがある場合、やはり注釈なり説明が必要です。しかし、その説明を知ると作品を見るのが面白くなってきます。
    | 現代美術の見方・考え方 | 15:58 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
    スタッフの石田です。
    この作家は今回の展覧会の中では
    異色な、都会的なイメージがしました。

    絵はよく見ると印象が変わりますね!
    パっと見るとポップな印象なんですが、
    確かに心のざわめきを呼ぶ空虚さがあります。
    | Ishida | 2009/06/13 11:56 PM |










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