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大阪/日本橋にあるギャラリー
近鉄/地下鉄(堺筋線・千日前線)日本橋駅下車 1分 

 
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日本美術の歴史
日本美術の歴史 (JUGEMレビュー »)
辻 惟雄
日本美術の足跡を知りたい方にはいい本です。現代美術を知るには、先ず足元を固めてください。
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大阪日本橋にある町家風ギャラリースタッフによる日記です。
大阪日日新聞掲載 関西美術探訪 「未来を買う」現代美術の楽しみ方
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     JUGEMテーマ:アート・デザイン

    2012/8/7 大阪日日新聞掲載 


    ・「ART  OSAKA  2012」  「未来を買う」現在美術の楽

    しみ方

     アートを手短に買ってみようとWEBを検索するとギャラリー名
    や作家がずらずらと出てくる。ネットサーフ見聞するのも楽しい。
    でもそれは、レストランの料理紹介を見ているのと同じで、実際食
    べるのと随分違う。アートも本物と出会うと、美味しい料理を食べ
    た時のように、消化酵素が活発に働き始める。今まで吸収したこと
    のない、新しいモノが体内に栄養となり取り込まれる瞬間だ。
    アートフェアをご紹介したい。これは、美術作品の博覧会または
    見本市で、展示即売会である。7月7、8日の両日、JR大阪駅サウス
    ゲートビルのホテルグランビア大阪26階で「ART  OSAKA  2012」
    が開催された。ここでは、気軽に本物のアートと出会える。若手ア
    ーティストにとっては大きな発表の場となるが、その裏側では、コ
    レクターの目によってアーティストはふるいにかけられる。
      今回のフェアは、大阪を中心に、東京、韓国、台湾からの参加の
    50ギャラリーが参加。各ギャラリーは、ホテルのツイン、ダブル、
    シングルの部屋を借り切り、推薦する作家の作品を展示した。入場
    者は、それほど広くないホテルの廊下を行き交い、次から次へとギ
    ャラリー空間に見立てられた部屋に入っていく。トイレやバスタブ
    といったアートの展示空間には不向きな場所にも、作家の発想から
    か面白い展示がなされていた。扉を開けて進むごとにその全く違う
    作品に出会えた。見本市会場としては不釣り合いな、低い天井、人
    一人しか通れない扉と通路。展示場を占拠するベッド。もともと休
    息と快適な睡眠を提供する場なのである。しかし、その密室感が
    何か秘密の宝物をこっそりと見せてくれているという錯覚に陥らせ
    る。
      JR大阪駅の上だから何といっても立地条件が良い。コレクターと
    して名が通っている紳士から、ベビーカーに赤ちゃんを乗せた若い

    夫婦、現代美術を初めて買いに来たという女性まで客層はさまざま
    だ。美術業界が低迷している中、新たな顧客層、購買層を増やすに
    は、実に楽しい画期的なイベントだった。
    Yoshimi  Artのブース、インスタレーション(場所や空間全体を
    作品として体験させる芸術)「case.C」=写真=(笹川治子作)は、ホ
    テルの部屋を作品のイメージに取り込んだ面白い展示だった。ポケ
    ットに入らないだろうほど大きいコインが狭いシングルルームに散
    乱。ここに宿泊していた客は、部屋を出る前に別人に変装したので
    あろうか。黒いスーツが脱ぎ捨ててある。まさに今、慌てふためい
    て部屋を脱出したようなあり様である。さて「この部屋での売り物
    は?」と作家に聞くと、「泥棒が残して行ったコイン」とのことで
    ある。この展示が面白いと思ったお客は、1個2個とコインを買う。
    コインは、気に入った展示の記憶を呼び起こすモノとなる。
      このフェアでは、5000円くらいからでも買えるものが出ていた。
    高値のもので200万円くらいである。数寄者の蒐集に使う金額から
    すると少額である。しかし、価値の見えないものを買うことは、そ
    こに未来を感じることである。金額にかかわらず、作家に1票を投
    じる行為である。
      作品は、良いから買われるわけではなく、好かれるから買われ
    るのだと思う。人は、何かを好きになった瞬間、お財布の紐をほど
    くのである。男女の恋愛も同じようなものである。美術館で見られ
    るような優等生的な作品が売れている、というわけではない。道徳
    からはみ出ているモノや気味悪いモノもアートには多数ある。それ
    も価値ある美術として買われ、認知されていく。実に自由な世界だ
    と思う。
    (ギャラリー「AMI&KANOKO」アートディレクター)

    | 現代美術の見方・考え方 | 16:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    日本酒の会
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      ここに本文を記入してください。
      JUGEMテーマ:アート・デザイン
       
       恒例の日本酒の会を開催いたしました。
       多数のご参加を賜りましてありがとうございました。

       靴の数が物語る日本酒の会のお客様

       作品には触れない、作品には触ってはいけません、といのが美術を見る側の常識。
       それでは何か面白くない、いつも作品から遠ざかっている、そんな感じがいたします。そこで、作品で飲んで、食べて頂こうというのが「日本酒の会」です。

       

       「キキキとキキシュ」の日本酒の会では、3つ違った形の器に日本酒を入れ、飲み比べてもらう企画です。
       盃とよばれる、広がった形の器。結婚式の三々九度(さんさんくど)には塗りのこの形の器が使われますね。普通のぐいのみ。3つ目は、口の閉じたぐい飲み。これらの器は、同じ土を使って、同じ釉薬をかけて作られたものです。素材の違いで味が変わることはありません。

       3つの酒器に同じ日本酒を入れてもらって試すと、不思議なことに、それぞれの器で味が異なります。舌は甘み、辛味、酸味、うまみを感じているのですが、例えば甘みを感じる場所は、舌の中で決まっています。化学的には、口に入った瞬間、舌の中で酸味を感じる位置に一番に日本酒が当たるとすると、その日本酒は、すっぱいことになります。
       もうひとつ、私たちは香も敏感に感じています。器の形によって、香りを上手く逃がしたり、香りを閉じ込めたりと、私達の感覚を違ったように刺激します。
       面白いですね。

       日本酒と器で話の花が咲き、会が進んでいきます。

       会が進むと、日本酒の銘柄によって、美味しく飲める器が決まってきます。

        神妙な顔つきで日本酒を飲む参加者達。

       
      お土産付3000円のコースで着いたお土産のぐい飲み。

      このぐい飲みがついて、飲み放題3000円はお値打ち企画でしたね。




       
      | 現代美術の見方・考え方 | 18:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      堀尾貞治氏の作品を買いました。 ---ギャラリー開---
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        JUGEMテーマ:アート・デザイン

        現代美術を見る、現代美術の作品を買う、どちらも難しいですよねえ。

        そこで、今回は、私が作品を実際に作品を買った展覧会をご紹介いたします。

        -------------------------------------------------
        堀尾貞治展 「あたりまえのこと スーパーボール 5千」
        2012/2/12-2/21
        ギャラリー開  神戸市中央区栄町3-1-7 078-334-7110
        -------------------------------------------------

        ギャラリーの床、壁、天井全部を模造紙で養生。その上に、もう一度4種類の大きさのクラフト紙を貼って、ギャラリーの天井も壁の床も絵の具を待つキャンバスになりました。
        ギャラリーの入り口のぎりぎりまで、クラフト紙で養生されているのがお分かり頂けると思います。


        さて、この作品の搬入とは。この作品の制作プロセスとは?

        大人5人が、手も足も全部防護服のようなものを纏い 完全防備でギャラリーに集合。そして、絵の具が入った容器に、大小取り混ぜたスーパボールを入れて、そのスーパボールにたっぷりの絵の具を含ませます。そして、「それっ!」と、ボールをどこか一つの壁、天井に投げるわけです。弾力性のあるスーパーボール。投げ手の意志を受けてか、それとも一人勝手にか、あっちの壁、天井、床と数回、紙に当たった痕跡を打ちつけ、床に落ちて止まりす。

         クラフト紙には、そのスーパーボールが当たった、かすった後が色々な色で描かれています。描くというのは、人の能動的な行為で、このギャラリーの中では、そのように出来上がったという、偶然の行為です。
         勿論、作家の堀尾貞治氏は、おおよそこんな感じなるだろう、と予想と計画を立ててはいるものの、総ては当日の参加者の「行為」による結果です。


        スーパーボールが床中に散乱して、それに脚をとられて転びそうになったといいます。なんたって5000個。そこで、にわか作りの下駄を履いて搬入作業、いや作品の制作を続けたといいます。。


        あたりまえのことで、床に絵の具が一番多く、すっかり汚れているという感じ。天井や、壁は、スーパーボールの当たり方が適当で、作業の痕跡が綺麗に見られました。

        記録のDVDを見たら、その作品制作の現場は、大の大人が嬉しそうに遊んでいる(!?)姿が写っていました。雨よけのレインコートらしきものを着ている人もいました。そりゃあ、そうでしょう。不意打ちのようにあっちから、こっちからとスーパーボールが飛んでくるのですから。それを避けるためには、カッパが一番ですね。
         
         この展覧会の作品の価格は、

         一番小さい紙の作品 1000円
         中くらいの紙の作品 2000円
         大きい紙の作品  3000円
         その次の大きい紙 6000円 

         そんなだったと思います。まあ、兎に角、今もっているお財布の中身で、堀尾貞治氏の作品が買いる、ということです。たいていの人は。

         さて、じゃあ、では堀尾貞治氏は、どうのように評価されているか。こっそりお教えいたします。

         ベルギー人の Axel Vervoordt が作品を収集を行っています。 彼のHPで、Lucio Fontana(ルイ・フォンタナ)Anish Kapoor (アーニッシュ・カプーア)といった、大物アーティストと一緒の頁で紹介されています。

         じゃあ、買っても損はないはず。しかし、そこが難しい。多くの作品を作り出すアーティストの作品を買うには、自分の「目利き」の力が必要になってきます。
         でも、本当に大事なことは、その買う作品が好きか嫌いか、欲しいか欲しくないか、その直感性だと思います。その直感は、数々の作品を具体的に見ることにより、養われていきます。

         私が買った作品 2000円の作品を3枚。

         本当にこれがいい作品か、価値あるか、それはこれからの時代が決めていくことです。なにより、合計6000円で3枚も買えたことに今日は満足でした。
        | 現代美術の見方・考え方 | 16:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        評論の会  
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          JUGEMテーマ:アート・デザイン
           
          2011/1/29(土)に評論の会を開催いたしました。評論文の全文についてはこちらをご覧下さい。



          展覧会の様子。

          仲瀬輝明の作品ついて、まず絵画を見て、どうやって絵を描いていくかを考えました。

          1、まず、はじめに評論を発表してくださったのは、4回生の中澤菜見子さん。

          評論文に対してお客様から質問がありました。

          中澤さんが評論の中心にしてくれた作品。

          <中澤さん>第一印象は、金雲が額縁のように見えました。中の世界が現実と切り離されている感じがしました。ただ、別の世界に見えても、なつかしさなど、自分の中に心当たりがある絵だと思いました。
          <お客様>日本画の研究をしているということだが、専門用語はわざと使わなかったのですか?

          <中澤さん>:

          実は原稿を書き直した。仏教的な要素を特に取り上げていたが、わかりにくいし、(作品の中で)重要な要素ではないと思ったのでやめました。
          <お客様>仏教用語を使ってもらったほうが分かりやすかったです。


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           4回生の中澤さんは、専門用語をどのように使えばいいか、考えたようですね。ギャラリーに来るお客様や、評論を読む人は、美術についての基本的な知識がありますから、美術用語を使って書いて欲しかったようです。
           
           評論文を読みますと、中澤さんなりに作品の面白さを探してくれています。
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          2、2番目の評論者はM1の中岡穣さん。

          <お客様>金雲で囲まれた絵は天から見下ろしているアングルですね。画面の中には、大きいものと小さいもの、色々いますよね。

          <中岡>大きいものは主体的な生き物で、小さいものは遊ばれるものような感じがしましが。他者によって生かされている受動的な生き物のように思いました。

          <お客様>評論文にキャラクターを細かく取り上げられていましたね。キャラクターという言葉をどういう意味で使っていますか?

          <中岡>絵の中のキャラクターの振る舞い、動きに目がいきました。私の場合、キャラクターとは、自分の意志で動くもの、人格性が感じられるものということです。


          <司会者>一度アーティストの方にご意見を聞いてみましょう。

          <作家、権藤実>大学ではこんなに無駄なことをしていたのかと、自分の学生時代を思い出しながら聞いていました。(爆笑)(爆笑)。批評する目的、意義をもう少し考えて欲しいですね。批評して作品を売りたいのか、こてんぱんにこき下ろしたいのか、根本のところがはっきりしないですね。僕は、アーティストですから作品のすごさを伝えたい、という強い気持ちを持って書いてもらいたいです。

          作家の気持ちを代弁すると、タイトルは適当だとおもいますよ。内容も以外に考えてない場合が多いですね。仲瀬君もこれを描いたら面白いだろう、とそれだけ思って描いているのではないでしょうか。

          <作家、西村のんき>僕は、インスタレーションの作品をつくっていますが、タイトルがないとつくれないです。やはり、テーマがないとつくれない、んですよね。

          <作家、勝山信隆>僕の場合は、タイトルは宣伝。これをつけたらこう見える、とか、これをつけたら面白い、とか。作品とのずれも意図しています。(仲瀬の作品について)キャラクターは自画像的な要素が多いように思います。雲の意味も、金雲や(油絵部分の遠景の)空に浮かんだ雲ではいろいろ違ってくる。わざとやっている部分も多いですね。面白くしよう、人をひきつけようと、意図的にしてやっているところがあるのではないですか。



          <お客様>くりぬかれているという表現が評論文にありましたね。作品の不完全なものなのではなくて、もともとそのようなものに見えますね。この点どうですか?

          <中岡>ロボットはまだしも、くるまやロケットに目と口がついていることに違和感を感じました。キャラクターによっては、違う頭にすりかえられているものがります。合成されているたり、合体していたり。身体の一部の欠落を絵の中に感じました。


          -----------------------------------------------------------------
           詳しく作品を見てくれている様子はよく伝わりました。ただ、作品の解説にとどまらず、もう一歩はっきりした作品に対する意見や、その作品が表現している社会との係わり、繋がり、現代との関連性のようなものが評論文からから出てきたら読んでいておもしろいですね。(記:中島由記子)
          -----------------------------------------------------------------

           

          | 現代美術の見方・考え方 | 18:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          美術・絵画分野の関連本紹介:大阪大学の図書館より その2
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            本日は昨日の続きで、大阪大学、豊中キャンパスの図書館リストから、美術・絵画に関する本をご紹介させていただきます。

             印象派が終焉を迎えた後、キュビズム、ダダ、シュウレアリスムと様々な美術運動が展開する。丁度このころから、「印刷」という業界が一般に身近になり、誰でも気軽の本に近づくことが出来るようになったことが、これらの美術運動とその時代の一つの特徴だと思う。見て作品を理解する時代から、読んで作品が分かる時代の到来である。

            本日は
            ■ ジャポニズム(9)
            ■ 美術論 アドルノ(9)
            ■ 美術館 美術館学芸員(7)
            ■ シュウレアリスム モダンアート(7)
            ■ 印象派(5)
            ■ 伊藤若冲(3)
            ■ 絵巻物 見かた・読み方(6)
            ■ 象徴主義 世紀末美術 (5)
            ■ ミュシャン アールヌーボー(5)
            ■ 絵本論(8)

            シュウレアリスム モダンアートのカテゴリーの7冊の本をご紹介いたします。

            1、ダダとシュルレアリスム マシュー・ゲール
             20世紀始めに起こった前衛芸術運動。ダダは次第にシュルレアリスムの波に飲み込まれていく。現代美術を理解する人には是非読んでもらいたい内容である。

            ダダとシュルレアリスム (岩波 世界の美術)
            ダダとシュルレアリスム (岩波 世界の美術)
            マシュー ゲール,Matthew Gale,巌谷 国士,塚原 史

            2、アンドレ・ブルトン集成 第5巻 (シュルレアリスム宣言) アンドレ・ブルトン

            3、シュルレアリスムを読む 塚原 史

            4、ダリ  メレディス・イスリントン スミス

            5、キュビズム 岩波世界の美術 ニール・コックス
            キュビスム (岩波世界の美術)
            キュビスム (岩波世界の美術)
            ニール・コックス,田中 正之

            6、ダダ・シュルレアリスムの時代 (ちくま学芸文庫)
            著者:塚原 史は、ダダ、シュルレアリスムに関する翻訳も多い。
            この本は、文庫本なので手に入れやすい。
            ダダ・シュルレアリスムの時代 (ちくま学芸文庫)
            ダダ・シュルレアリスムの時代 (ちくま学芸文庫)
            塚原 史


            | 現代美術の見方・考え方 | 15:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            美術・絵画分野の関連本紹介:大阪大学の図書館より
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               アートの見かたや考え方、その歴史などアートを勉強したい場合どういった本を読めばいいか分からないことが多いです。大阪大学豊中キャンパスの図書館では、「美術・絵画分野のよく利用される本&関連本リスト」が用意されていて、教養講座のレポートなどで閲覧されているようです。

               このリストは10のカテゴリーに分かれており、64冊の書籍を紹介しています。
              ■ ジャポニズム(9)
              ■ 美術論 アドルノ(9)
              ■ 美術館 美術館学芸員(7)
              ■ シュウレアリスム モダンアート(7)
              ■ 印象派(5)
              ■ 伊藤若冲(3)
              ■ 絵巻物 見かた・読み方(6)
              ■ 象徴主義 世紀末美術 (5)
              ■ ミュシャン アールヌーボー(5)
              ■ 絵本論(8)

              どのような本が紹介されているか、大変興味深いですが、このブログでは、二つ目の「美術論 アドルノ」の9冊の本を紹介いたします。

              1、アドルノ―非同一性の哲学 (現代思想の冒険者たち)
              アドルノ―非同一性の哲学 (現代思想の冒険者たち)
              アドルノ―非同一性の哲学 (現代思想の冒険者たち)
              細見 和之

              2、眼と精神 著者:メルロ・ポンティ

              3、眼と耳:見えるものと聞こえるものの現象学 デュフレンヌ

              4、ヨーロッパの美術館と観衆 ピエール・ブルデュー

              5、美の理論 テオドール・W. アドルノ
              美の理論
              美の理論
              Theodor W. Adorno,テオドール・W. アドルノ,大久保 健治

              6、美の理論 補遺 テオドール・W. アドルノ

              7、複製時代の芸術作品 ベンヤミン

              8、反美学―ポストモダンの諸相  ハル フォスター
              反美学―ポストモダンの諸相
              反美学―ポストモダンの諸相
              ハル フォスター,室井 尚,吉岡 洋

              9、開かれた作品 ウンベルト エーコ,Umberto Eco, 
               訳篠原 資明,和田 忠彦
              開かれた作品
              開かれた作品
              ウンベルト エーコ,Umberto Eco,篠原 資明,和田 忠彦

              残念ながら、これらの本は文庫本で出ているものでなく、単行本の出版で、中には中古本しか買えない本もああります。
              しかし、題を追っていくだけでも、19世紀以降の美術とそれを取り巻く環境がどう進歩してきたか垣間見ることが出来ます。秋の長い夜、読書でもしてお楽しみ下さい。



              | 現代美術の見方・考え方 | 18:06 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              作品の行方:コレクター達
              0
                作品が購入された後は、どうなるのか気になるところですね。
                今回は、作品を購入された方がどのように作品を楽しまれているか、掲載いたします。

                1、ナンバ、バレビル内


                南海電車ナンバ駅から徒歩2分。Gallery AMI&KANOKOから徒歩10分のとある会社の本社ビル。
                この会社の社長さんは、堀尾さんの大ファンです。4年ほど前、堀尾さんが和紙に描いた「猫」の作品を20点ほど買われて、それを社内のエントランスと会議室に飾られています。


                壁の奥は、木村 翼沙氏の書の作品


                2、YVES CLERCの作品

                大和ハウス北摂支店のエントランス、ロビーに設置。

                今回、この作品の設置のため、従来の壁から新たしい壁を施工され作品の納入となりました。ちょうど作品の下にライトが当っているため、作品を盛り上げています。

                白い壁に作品を設置することを常としてきた私の目には、紺色の壁の掛かった作品は、想像以上のよい印象を与えてくれました。


                この紺色(クロに近い)壁は、四角の形状で区切られていて、その四角の一つづつ中心に盛り上がっていて、観る角度によって当る光の反射が異なるような仕組みになっています。要するに、壁自体が複雑で、変化を持っているというものです。

                作品を置くというのは、遊び心を大切にする、ということでしょうから、このように壁から作って遊んでもらうというのは、非常に嬉しいことです。
                | 現代美術の見方・考え方 | 18:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                日下 芝 の新作品を写真に撮る その2
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                  日下芝の作品を写真にとる、その2である。

                  その1→は、以前に書いた。


                  人間の生命活動の後には「痕跡」が残る、というのがそもそもの作品のコンセプトである。食べればゴミが出る、息をすると二酸化炭素を排出する。我々は、当たり前の生命活動の中、生きた証しの痕跡を常に残しています。そして「感じる」ということを感覚器で、そこに何かがあった「気配」を我々は感じます。日下の作品は、そのコンセプトを大事に作品を作り続けています。

                  さて、今回この作品をプロのカメラマンに撮影してもらいました。

                  (撮影 木田 光重)

                  モノプリント ¥80.000-  (版画)

                   実際の作品は、人間の「眼」が持つ残像効果を作品の中で体感させようとしています。作品の中心となる複数の点を中心に、眼の残像(痕跡)と思われる揺らぎのイメージが見られます。残像の記憶が作品によって思い出さされ、残像を見ているような錯覚を観者は感じます。

                   さて、カメラの撮影は、正しくコンセプトと作品を撮りえたのでしょうか。カメラで収まった作品は、果たして誰の作品だといえるのでしょうか。作家でしょうか、撮影者でしょうか?


                   存在したという痕跡を残すことを最も得意とする「カメラ」が、「痕跡」という気配を記録するのに適さない記録媒体のように思います。というより、人間が感じる気配を再現することは、非常に難しく、其の部分が美術作品の成立を促しているように思いました。


                  モノプリント ¥80.000-  (版画)
                  | 現代美術の見方・考え方 | 14:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  展覧会の案内 YVES CLERC
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                    パリのアーティストYVES CLERC(イブ・クレール)の作品をご紹介いたします。
                          

                    もともとの作品を金属板にプリントした作品。広義の版画で、
                    作品にはエディションが記載されています。



                    さて、今回の作品について製作の方法を少しご説明したいと思います。

                     まず、美しい花のモチーフを写真撮影します。この撮影も特殊な撮影方法がとられていて、その上にPC上で加工されています。花びら一枚一枚が生き生きしているのがお分かりかと思います。若々しい女性のようです。
                     次にこの下に女性の顔を描いていきます。花の部分が女性の豪華に束ねられた髪や帽子を表しています。この部分を強調したように助成が描かれています。女性の顔の長さは、花の1/3〜1/4程度。非常に小さく描かれています。植物自身の造形力を作品にとりこんでいるのがこの作品の特徴です。

                     最後にデッサンに部分を精密に描写して、絵画としていきます。このように、絵画と写真とのコラボレーションした作品が出来上がります。



                     作品の女性は、花弁を目深に被ることによって表情や目線が隠されています。これは、作品の強さを適度に押さえる効果があります。生き生きとした植物の生命力がこの作品の強さと主題ですから、女性の目線を隠すことによって、作品が柔らかになります。
                     しかし、花弁よりも小さく描かれた女性の肩や顎のラインは非常に美しい線を持っています。女性的な滑らかな線です。大きな飾り帽子(花弁)のお陰で女性は華奢に見えます。
                    | 現代美術の見方・考え方 | 11:47 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    Francise Violette
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                      Francise Violetteの作品を紹介します。

                      展覧会
                      Francise Violette
                      2010/5/10
                      場所 Gallery AMI&KANOKO

                      フランス、パリ在住の作家の作品をご紹介します。

                      抽象画 92×73cm  ¥144,000 油絵

                       マットに塗られた下地の上に大きな刷毛をつかって白の背景が作られています。その刷毛で出来た文様が動きとなってこちらに現われます。画面は、左から右に向かって進んでいる印象で、白を基調とした様々な抽象的な線やうねりや四角などが描かれています。イーゼルに立てて描いているのでしょう、絵の具が上から下へ流れています。

                       長年絵画の仕事をしていますが、日本人の抽象画は不安感に襲われて、時には全くつかみどころの無い作品に出会って、それを分かろうとする自分自身との間に葛藤が起こり、非常に私地震を疲れさせます。しかし、彼の作品は”腑に落ちる”感じがして、リラックスして作品を見ることが出来ます。一つの理由として、日本人よりも圧倒的に油絵の具の使い方が上手だと思います。油絵の具の視覚に対する効果を充分に理解した上で制作進めているのだと思います。それは、日本人が墨と和紙の関係をよく分かっていることと同じだと思います。

                       日本人の頭にある、抽象画(abstract)という概念とフランス人の彼との間には大きな隔たりがあるように思います。


                      搬入時の作家

                       今回、日曜の午後2時から夜の7時まで彼と一緒に二人で搬入作業をしました。搬入の作業は疲労させます。小さい空間で蟻の様に動くのですから、身体的に疲労するはずの無い作業なのですが、真新しい作品のエネルギーを体で被って(アートの爆発を受けるのですから、被爆ですね。)疲労困憊となるわけです。それは、例えば全く整理されていない短編小説や評論文を次から次へと読むようなもので、殺人事件があったり、ラブコメディがあったらり、政治批判が出てきたりと、方向の定まらない力のベクトルを受ける感じです。
                       しかし、彼の作品は非常に気持ちがいい。いくら触っていても、いくらたくさんの作品があっても、人を疲れされるものではありません。一つには、作家自身の”優しい”人柄に起因しています。しかし、癒しているというほど見る側に寄り添う作品ではありません。きっちりした作品のスタイルが見られます。一番大きな理由は、”作品がいい”のだと思います。作品がいいというのを言葉で伝えることができませんが、「ずっと一緒にいたい」や「一緒にいても疲れない」というのが結婚相手を褒める一つの言葉ですが、作品も同じだと思います。

                      | 現代美術の見方・考え方 | 11:19 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |