PROFILE
大阪/日本橋にあるギャラリー
近鉄/地下鉄(堺筋線・千日前線)日本橋駅下車 1分 

 
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
日本美術の歴史
日本美術の歴史 (JUGEMレビュー »)
辻 惟雄
日本美術の足跡を知りたい方にはいい本です。現代美術を知るには、先ず足元を固めてください。
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENTS
  • Kumi Korf 作家紹介
    里花 (04/11)
  • 画廊 編 ぎゃらり かのこの作品と出会える一つ星のお店 串カツ ”wasabi" のご紹介!
    MoruMoru (01/31)
  • 「親戚の貞治さん」堀尾貞治作品集 <木村家・松田家所有>
    あ (04/07)
  • 京都精華大学卒業制作展 2012
    望月理沙 (06/21)
  • KUMI KORF の展覧会 ---展覧会までの流れ----
    TOMO (04/07)
  • cxchange展の作品紹介
    Ishida (06/13)
  • 京都精華大学 美術学部卒業制作展
    束間源蔵 (06/09)
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
OTHERS

08
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
--
>>
<<
--

amika-blog

大阪日本橋にある町家風ギャラリースタッフによる日記です。
ベネチアビエンナーレ la Biennale di Venezia
0
    JUGEMテーマ:アート・デザイン

    2013年 ベネチアビエンナーレ la Biennale di Venezia 
    Alsenaleの会場をご紹介したいと思います。

    サンマルコ広場の海側沿いの道を東へ東へ歩いていくと、運河を渡った橋のたもとに赤い小さな立て看板がありました。
    看板のお陰で、Alsenaleの会場の入り口であることがすぐに分りました。といっても、日本であるような仰々しいものではありません。ビエンナーレを目当てに来ている人には見つかる大きさ。でもビエンナーレには興味のない人には、通り過ぎてしまうそんな気の利いた看板でした。

    運河を海からはなれて行く方向に歩いていくと入場券売り場があり、その奥が入り口でした。


    地図を見ての通り、Alsenaleの会場は、廊下型の会場です。会場と会場にはうまい具合に扉やカーテンのもので仕切られていて、こちらの目には新しい空間が提示されていました。

    この会場は、もとは造船場だったそうです。赤いレンガ造りの建物がそのまま残されていて、それがいまビエンナーレの二つめの会場になっています。海上交通が主要だったベネチアの過去の栄光や過去の偉業、そんなものがつまった場所のように感じられました。         


















    これが、、Alsenaleの切符売り場。
    赤のブースがおしゃれですよね。












    中の展示会場はこんな感じです。

    このブースでは、古い木材の柱や土間などをそのまま使っています。
    中には、白い壁を四方に立て、床の土間だけをそのままにしているブースもありました。

    さてのブースはIILA:Latin American Pavilion で、南アメリカ大陸にある主だった国が共同で一つのパビリオンをもち、それぞれの国が一人つづの作家を出していました。参加国は、アルゼンチン、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、コスタリカ、キューバ、ドミニカ共和国、アクアドル、エルサルバドル、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ヴェネゼイラ。この中でブラジル、ウルグアイ、ベネゼエラがGiardini(ガルディーニ)にパビリオンを持っています。

     写真の真ん中、山型に見えるのは、中近東産の香料です。この作家、Sonia Falconeは、ボリビアからの出展。1965年ボリビア生まれで、現在香港に在住。
    タイトルは、Campo de Color(スペイン語) 英語で、Color Field (色の牧草地)。 このブースに入っていくと、ナツメグや胡椒といった香りが混ざりあい、複雑な匂いが床から上がってきました。香料の犯人は、ココア、トウガラシ、チリ、胡椒、シナモン、ウコン、タイム、からし、カレー、パプリカなど。香料は、中世の時代、アジアからベネチアに運ばれた海路を表現しており、Sonia Falconeは、香料のパレットを用いて、アジア−ベネチアを結ぶ地図を描きました。
     それは匂いという臭覚を使って、鑑賞者を引き込む仕掛けになっていました。




     
    | 絵画旅行記 | 20:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    ヴェネツィアビエンナーレ Biennale di Venezia その2
    0
       今日は、ヴェネツィアビエンナーレBiennale di Venezia のジャルディーニGiardiniにご招待したいです。
      ヴェネツィアビエンナー開催のための会場をジャルディーニGiardiniと呼びます。
      ここには、先進国と呼ばれる国々のパビリオンが立ち並び、各パビリオンの中で、国から選出されたアーティストの展覧会が行われています。
      公園の中に、国々の特徴を持った建築が立ち並んでそれだけでも面白いです。しかsk、中での展覧会が余りにも斬新で、魅力的で、力強いものでしたから、残念ながら公園や建築をゆっくり愉しむ余裕はありませんでした。
      さて、ここでも地図がないとジャルディーニGiardini全体の展示が分らないです。
      ヴェネツィアビエンナーレの公式地図。
      で、参考のため、artupdateがだしている冊子の中の地図は、
      どちらがいいか分りませんが、随分地図作り方によって印象が変わると思いました。
      私は、artupdateがだしている地図のほうが、俯瞰的な印象が強く、迷わず到達できるように思いました。
      始めての場所に行く場合、地図を手に入れることは大切ですね。
      パビリオンが国別になっているため、アートのオリンピックなどという表現がされます。
      国と美術を関連付けてみてしまいますね。
      しかし、先進国は、何万何千というアーティストがいるはず。その代表がキュレータのお好みや独善的とは言わないまでも、個人の審美眼を信じて選ばれてくるわけですから、国家を代表する美術家、国を表す美術、そういった人やそういった美術が存在するのか、疑わしいです。
      それでも、こうやって友好的に一つのことに取り組めることは、世界が平和で良かったですね、と心から喜べます。
      興味深かったのは、フランス館とドイツ館。今年は展示の都合上、双方の館を入れ替えての展示。フランス館でドイツの作家が展示して、ドイツ館でフランスの作家が展示していました。
      日本と韓国なら、そんな話合い成立したのかなあ、など色々考えました。これは私の勝手な思い込み、でしたら失礼いたしました。
      パビリオンは、2年を通して半年しか使わない建物。
      作りも簡単で、真っ白い壁面と使いやすい大きな空間が用意されている、そういったものでした。

      ​GiardiniまたはArsenaleにパビリオン(国別の会場)を設置している国は以下の通り。
      Giardini 
      オーストリア、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、デンマーク、エジプト、フィンランド、フランス、ドイツ、日本、英国、ギリシャ、イスラエル、オランダ、ヴェネチア(開催都市)、フィンランド、ポーランド、チェコ、スロバキア、韓国、ルーマニア、ロシア、セルビア、アメリカ、スイス、ウルグアイ、ベネゼエラ。
      Arsenale
      アルゼンチン,アラブ共和国、南アフリカ、バハマ、イタリア、中国、グルジア、Holy See(ヴァチカン)


      ヨーロッパの主要国が軒を連ね、そこへアメリカ、カナダ、日本、オーストラリアといった環太平洋の国が加わり、その他の地域の主要国が加わっているといえるでしょう。ちなみに、アフリカ大陸でパビリオンを持っているのは、エジプトと南アフリカのみ。南アメリカ大陸では、ブラジル、ウルグアイ、ベネゼエラの3つの国が、それぞれパビリオンを持っています。

      ベネチアビエンナーレがヨーロッパ諸国を中心に開催されてきたことは否めないでしょう。ヨーロッパというキリスト教とそれに取り巻く美術が先行する価値観のなかで、ベネチアビエンナーレが開催されてきたことになります。



       
      | 絵画旅行記 | 02:45 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      ヴェネツィアビエンナーレBiennale di Venezia その1
      0
         
        ベネチアビエンナーレに行ってきました。何日くらい滞在すれば、ベネチアを充分に見れるのか、ビエンナーレも楽しめるのか、分らないまま、4泊の日程でベネチア入りしました。
        9/26 夕刻 ベローナから列車でベネチア入り
        9/27 足慣らしを兼ねて、散策+ アカデミア美術館
        9/28 ベネチアビエンナーレ :ガルディーニ
        9/29 ベネチアビエンナーレ :アルセナーレ
        9/30 ドッケーレ宮殿 夜 夜行列車に乗る
        (2013/9/26~9/30までベネチアに滞在。)
        という、日程でした。
        20年前に行った記憶が残るベネチア。まず、迷わず歩けるようになるまで時間が掛かりました。何を目印に、どちらが北なのか、1日目は目隠しされた人のような気分でした。15分ほどで行けるはずのリアルト橋も30分以上かかったように思います。
        そうやって無駄な時間を散策する内に、あちこちに立てられたベネチアビエンナーレの看板が目にはいるようになって来ました。
        二つの大きな会場以外でベネチアビエンナーレがやっているとは知りませんでした。
        これは、二日目のビエンナーレの入り口で手に入れた地図。
        親しみのあるベネチアの地図です。このちょうど右手の赤いところが、ベネチアビエンナーレの本会場。
        それ以外の目印がついているところは、本会場には収まりきれなかった国々が、ビエンナーレが用意した場所なのか、それとも個別交渉なのか、そういったことは分りませんが、街のあちこちで展示をしていました。
        一つは国単位で。もう一つは、グループ単位か作家主催なのか、詳しいことはわかりませんでしたが、国以外の単位で作品が展示されていました。
         
        私のような美術を仕事にしている者にとっては、ベネチアの街全部が”ベネチアビエンナーレ”一色、そのような印象で行きました。実際は世界屈指の観光地のベネチアに大勢の観光客が詰め掛けており、”ベネチアビエンナーレ”はベネチアのほんの僅かな催事のようでした。。無関係な旅行者が殆ど、といってもいいかもしれません。
         
        さて、今回ご紹介するのは”ベネチアビエンナーレ”を取り仕切っている地図。
        古い都市での開催。それも入り組んだ中世の都市。
        地図がなければ、どこで何がやっているのがさっぱり分かりません。
        私が手に入れた地図は、ベネチアビエンナーレが出している公式の地図と、ブリティッシュカウンシルがサポートしている、ARTUPDATEから出ている地図。
        こういった地図に行き着けない人は、ベネチアビエンナーレの全体像にアクセスすることは難しいです。
        ちなみにARTUPDATEがだしている地図。
        の地図の中身は、
        です。ベネチアのあちこちで展覧会が行われいることが分るかと思います。
        地図は、大事ですね。
        こんなに親切な地図をもっていても、お目当ての展示場に行くのは難しかったです。
        私の場合は、道を歩いていて、ビエンナーレの赤旗を見つけたら、手当たり次第に入りました。そのほうが、"見つけなければ”という、ストレスから開放されて、楽しめました。
        | 絵画旅行記 | 16:37 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
         ベルリン -美術都市- その1
        0
          ここに本文を記入してください。
          JUGEMテーマ:アート・デザイン



           2012/8/16〜 名古屋空港からヘルシンキを経由してベルリンに降り立った。約10年ぶりのベルリンだった。以前来たときは、まだ、壁が崩壊して10年ほどしか経っておらず、通貨も「マルク」だったように記憶している。その頃は、まだ東ドイツ時代の陰のような「匂い」というものが街の至るところに残っていて、街の空気が重苦しかった。レストランも満足できるようなものではなく、ホテルの朝食も「シリアル」といった保存食が多かったように記憶している。

           
            
            
           
           そんな、楽しい記憶の少ない都市であるが、現在はユーロ経済を牽引するドイツである。また、東西ベルリンの美術が整理され、美術館も新しくオープンしたと聞いている。一度、やはり躍動する都市と美術との連動性を見てみたい、肌で感じてみたい、とベルリンのテーゲル空港を降りた。


           予約したホテルはポツダム広場から一駅、フィルハーモニーや美術館がある”Kulturforum  /culture forum"まで徒歩10分という便利な場所だった。







           
           到着した翌日の朝、早速The National Museums' Gemäldegalerie に向かった。この美術館は、ヨーロッパ絵画の古典絵画13th~18thのものがたくさんあると情報を得ていた。ヨーロッパの大型美術館に来たら、そういうものをふんだんに、飽きるほど見たい、というのが私の念願なので早速入った。

           いやはら、大変だった。「軽く流してみよう。」なんて、いう気持ちが悪かったんだろう

           兎に角、量が充実している。13thのイタリア絵画からまずたっぷりあった。

           まだ、人間が人間らしく描かれないのっぺりとして肢体。宗教と美術が直接絡まっている時代。「祈り」=「美術」となっていた時代のものであるから、何か俗世間から遠く離れている。多くの人がこれらの美術品に向かって「祈りを捧げてきた」とおもうと、何か神々しい感じがして、一つ一つが大切に思えてくる。と、そうすると、古典のイタリア美術、ルネッサンスまで見ずにお昼がやってきてしまった。

           
           昨日のフライトの疲れも残っているのか、時差のせいか、長く集中できない。ここでいったん休憩とレストランに向かった。そして、再度美術館MAPを見て、全体の作戦を立てることにした。

           このとき初めて、この美術館が想像していたより、ずっと広く、ずっと量が多いということに気がついた。


            


           上図が、美術全体の見取り図。ナンバーが付いている一つ一つの部屋が広く、作品が充実していました。

           
           古典イタリア絵画が終わると、キリスト教の教義を含んだ壁画に近い宗教絵画に進み、ラファエロ、それが終わる頃、ようやくネーデルランド絵画がベネチア絵画が登場し、写実的になり人間が人間らしく描かれるようになった。誇らしく都市の情景が描かれたり、静物がモチーフになったりと、人間の眼差しが「神」の世界から「地上」の世界、今見えている世界にに降りてくることがよく分かる。

           地下展示場では、企画展を見ることが出来ました。

            Cornelis Bega展
            17th ハーレム(オランダ)の画家。
           彼の作品の中では、貧乏な暮らしの中で、人が生き生きとその日の暮らしを楽しんでいるのがよく伝わってくる。当時の人たちの暮らし暮らしぶりや心情や伝わってくる。酒場での出来事、家族の食卓、男女の駆け引きなど、どこの国にもあるものが絵の中にある。
           しかし、それはやはり悲哀が含まれている。重税や戦争、疫病など、生きることが難しかった当時の状況を絵の中に忍び込ませている。


           そうやって、美術館を一巡したら、そろそろ時計が4時を指そうかとしていた。
           

           お隣の新国立ギャラリー New National Galleryも時間の都合上今日見ておきたいと、いったんこの美術館をでるこにしました。

            

            
           ルーブル美術館と同じ質と量とはいえないですが、プラド美術館には匹敵するように感じました。
          | 絵画旅行記 | 16:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          ROUEN IMPORESSIONNEE のご紹介
          0
            ROUEN IMPORESSIONNEE
            2010/7/3-2010/8/29

            アーティスト
            ---------------------
            ARNE QUINZE
            ECHELLE INCONNUE
            SHIGEKO HIRAKAWA
            FRANCOIS CAVELIER
            OLIVIER DARNE
            JEROME TOQ'R
            ---------------------

            ルーアンはフランス パリ北部 ノルマンディー地方の小都市。パリ、サン・ラザール駅から汽車で1時間。
            この町からフランス北部、ノルマンディ海外へは1時間で行ける。
            かつて、鉄道が普及し始めた19世紀、パリからこの地への旅行した印象派作家が、ルーアンの都市や田園風景、足を延ばしてノルマンディーの海岸を題材に多くの作品を描いている。都市から地方への憧れがあったのであろう。そこには、豊かな漁場がありパリでは味わえない食材がそろったのであろう。何もかも違うパリに触発されたことが想像される。
            ジャンヌ・ダルクの教会横のマーケットには豊富が魚介類が並んでいた。

             街中央の旅行者向けインフォメーションに行くと、聞いても見ないのパンフレットと見物場所を教えてくれた。何か街中でイベントがあるらしい。全く分からずフランス語のパンフを片手にそこに行った。

             見えたのは、これ。

             街の中で、大型のコンテンポラリーアートの展示を行っているのである。
            作家は6名。街の6箇所でイベントや展覧会が行われているようだが、こちらはその予定で行ったわけではないので周回することができなかった。
             ARNE QUINZEのBOIELDIEU橋に設置された作品を見ることができたのみであある。
                
                     作品を下から覗いた様子。

            数万本の木片が組み合わされ、オブジェが出来上がっている。片方の色は木の色そのままで、もうひとつはオレンジに着色されている。オブジェとしての形も面白いが、ルーアンという古い町に異質で同化しないオブジェが現れることが面白い。私も含めて多くの人が橋を渡りながら写真をとっている。この作品が永久設置でないことがいい。いつもそこにあるものは、ありがたみがなく見逃されてします。この作業量と材料のことを考えると、2ヶ月間の設置は長くない。しかし、撤去されるということに、魅力がある。


             これが、ルーアンのゴシック建築の大聖堂。モネが好んで描いている。宗教に関連している建築物はどの国でも重厚である。現代でいえば、ゼネコン的な仕事である。


            | 絵画旅行記 | 15:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            興福寺 −新国宝館−
            0
              ギャラリーから電車で40分、奈良駅下車徒歩10分のところに興福寺はあります。大阪に住んでいて大きく自慢できることは、奈良や京都の寺院仏閣の美術見物に事欠かないことです。今回は地方巡業に出られていた阿修羅が無事に興福寺のお戻りなったということで、早速国宝館に行ってきました。
              ----------------------------------
              法相宗大本山 興福寺
              興福寺国宝館
              入場料 800円(東金堂も入れます。)
              9:00〜17:00(入館は16:45まで)
              年中無休
              ---------------------------------
              さすが国宝館。名前に嘘はありません。
              国宝     31点
              重要文化財  34点

              これは国宝館の中だけの国宝の点数で、それ以外の場所にも多数国宝の文化財が安置されています。

              東京国立博物館の興福寺創建1300年記念「国宝 阿修羅展」では、80万人以上の人が観たという展覧会。私も30分の長蛇の列を並んで見ました。
               奈良の国宝館は長閑です。日曜日だったので、混んではいましたが、ゆっくり目の前で阿修羅を観ることができました。

               奈良のお寺は、西洋式で靴のままお堂の中に入ります。平安時代以降の京都のお寺とは、この点が全く違います。東大寺の伽藍で靴を脱いだ記憶がないと思います。奈良のお寺は、靴を履いたまま仏さんの近くまで行くことができます。その他、奈良のお寺の屋根瓦の形や屋根の作り方の曲線は非常に美しく手が込んでいます。

               現代の美術の展覧会を始めて10年が経ちました。当初は私の根っこの部分が欧米にあると思っていました。しかし、それではどうしてもしっくり来ない所があります。日本人は、キリスト教信者ではありません。日本人は、ギリシャ神話が分かりません。日本人は多神教信者です。あたりまえのことですが、日本人の中にあるDNAは、根本的に西洋の文化とは異なりますし、また我々の美の流れも違います。「明治」という時代に新しい美術が入ってきて、西洋絵画が出発しましたが、それ以前1200年前から興福寺にある美術を出発点として我々の美意識が生まれました。
               作品を見る場合は、受動的な立場ですが、作品を作る立場は能動的で発信的です。ドイツに留学してもアメリカで学んでも、根底にある宗教や言語を大きく変えることはできません。

               お堂の中の細かい仏様の写真にご興味がある方は、芸術新潮をご覧下さい。
              芸術新潮 2009年 03月号 [雑誌]
              芸術新潮 2009年 03月号 [雑誌]
              新潮社


              | 絵画旅行記 | 16:56 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              ファン・ゴッホ美術館 (アムステルダム)
              0
                アムステルダム ファン・ゴッホ美術館

                アムステルダムのファンゴッホ美術館に行って来ました。存命中、作品がほとんど売れなかったゴッホは、その作品の多くが個人所有となり、今尚多くの作品がファンゴッホ美術館に収蔵されています。

                ファンゴッホ美術館の新館は、1999年日本人建築家黒川紀章によって設計されました。

                 さて、美術館の収蔵作品や企画展の内容は美術館HPに譲って、美術館のミュージアムショップのデザインの美しさを紹介いたします。
                 他の美術館と同様、ミュージアムショップには、本やお土産物が多数ならんでいるのですが、目についたのは本棚でした。
                 本棚は、箱のかたちをしており壁に取り付けられていました。その壁面は、暖色の”赤”が塗られ、「ダッチデザイン」の美しさを感じました。本箱そのものがデザインになっていて、箱の大きさも色々なサイズがあって目を楽しませてくれました。家にこんな本箱があれば楽しいのに、と思わず写真にとりました。この本箱の一番のポイントは、後ろの”赤”ですね。なかなか日本人がこの赤を使うことは難しいです。落ち着いたいい赤でした。


                | 絵画旅行記 | 19:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                オランジェリー美術館  その壁面の美しさ ―パリ―
                0
                  新装されたオランジェリー美術館に行って来ました。モネの睡蓮の絵画で有名な美術館です。

                  1Fはモネの睡蓮の絵画のための展示室。天井からは自然光が入り、余裕のある空間が作られています。モネの睡蓮の絵画の展示のためにこの空間をつくったというフランスに乾杯!

                  B1は、オランジェリー美術館が持っている印象派絵画を中心とした展覧会場。
                  モダンなコンクリートの打ちっぱなしの建物ですが、地下にも自然光が上手く入ってくるように工夫されていて、明るい感じがしました。
                  海外の美術館で驚くのは壁面の色。オランジェリー美術館も、黄色、緑、赤褐色の壁面があり、見る人の気分を変えていきます。
                  日本人に同じような感性を要求するのは無理ですが、そろそろ白一色の壁面から脱してもいいのではないでしょうか。


                  | 絵画旅行記 | 17:39 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  アントワープの王立美術館
                  0
                     アムステルダムからパリへの途中、アントワープに寄りました。
                    10時にアムステルダムを出発し、1時にアントワープ入りする予定でしたが、娘が体調不良で1時間遅らせて11時の列車に乗ろうと駅へ。駅構内の係員に、「11時の列車はキャンセルになりました。次は12時です。」と。まあ、ここあ日本じゃないと思い、朝食をやり直して次の列車を待ちました。

                     車窓から眺める景色は日本と同じようなものですが、携帯もならないゆっくりした感じは、日頃の仕事の疲れを癒してくれます。東京ー大阪間の新幹線は移動のためだけで、時間があっというまに流れてしまいます。
                     アントワープ着は予定よりも2時間遅れの午後2時。
                     まずは、パリ北駅までのTGVの列車を予約。一日前までだったら格安切符がとれたのに、当日は規定料金を払わないといけないのでびっくりするほど高かったです。でも、親切な切符販売のおじさんが、私を気の毒がって、娘を1等の席に乗せてくれました。嬉しかったです。

                    アントワープの美術館に午後3時過ぎようやく到着しました。
                     流石に王立美術館というだけあって立派な建物です。

                     正面玄関を入っての右横におしゃれな喫茶コーナがあり、そこには可愛い子供の絵画がおしゃれに飾ってありました。お目当てのルーベンスを前に心が開放された気持ちになりました。美術館は小難しい感じがあって、「作品をみるぞ!」と構えて行く所です。そんなところに、子供達の伸びやかな作品が掛けられていると暖かい気持ちになります。何よりも、色々な作品のあり方を認めていく、そんな美術館の姿勢が伺えます。


                    カフェテリアの中。お茶やケーキ、ベルギー麦酒飲めるところでした。




                      
                    | 絵画旅行記 | 20:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |