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アート・デザイン現代美術を見る、現代美術の作品を買う、どちらも難しいですよねえ。
そこで、今回は、私が作品を実際に作品を買った展覧会をご紹介いたします。
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堀尾貞治展 「あたりまえのこと スーパーボール 5千」
2012/2/12-2/21
ギャラリー開 神戸市中央区栄町3-1-7 078-334-7110
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ギャラリーの床、壁、天井全部を模造紙で養生。その上に、もう一度4種類の大きさのクラフト紙を貼って、ギャラリーの天井も壁の床も絵の具を待つキャンバスになりました。
ギャラリーの入り口のぎりぎりまで、クラフト紙で養生されているのがお分かり頂けると思います。
さて、この作品の搬入とは。この作品の制作プロセスとは?
大人5人が、手も足も全部防護服のようなものを纏い 完全防備でギャラリーに集合。そして、絵の具が入った容器に、大小取り混ぜたスーパボールを入れて、そのスーパボールにたっぷりの絵の具を含ませます。そして、「それっ!」と、ボールをどこか一つの壁、天井に投げるわけです。弾力性のあるスーパーボール。投げ手の意志を受けてか、それとも一人勝手にか、あっちの壁、天井、床と数回、紙に当たった痕跡を打ちつけ、床に落ちて止まりす。
クラフト紙には、そのスーパーボールが当たった、かすった後が色々な色で描かれています。描くというのは、人の能動的な行為で、このギャラリーの中では、そのように出来上がったという、偶然の行為です。
勿論、作家の堀尾貞治氏は、おおよそこんな感じなるだろう、と予想と計画を立ててはいるものの、総ては当日の参加者の「行為」による結果です。

スーパーボールが床中に散乱して、それに脚をとられて転びそうになったといいます。なんたって5000個。そこで、にわか作りの下駄を履いて

搬入作業、いや作品の制作を続けたといいます。。
あたりまえのことで、床に絵の具が一番多く、すっかり汚れているという感じ。天井や、壁は、スーパーボールの当たり方が適当で、作業の痕跡が綺麗に見られました。
記録のDVDを見たら、その作品制作の現場は、大の大人が嬉しそうに遊んでいる(!?)姿が写っていました。雨よけのレインコートらしきものを着ている人もいました。そりゃあ、そうでしょう。不意打ちのようにあっちから、こっちからとスーパーボールが飛んでくるのですから。それを避けるためには、カッパが一番ですね。
この展覧会の作品の価格は、
一番小さい紙の作品 1000円
中くらいの紙の作品 2000円
大きい紙の作品 3000円
その次の大きい紙 6000円
そんなだったと思います。まあ、兎に角、今もっているお財布の中身で、堀尾貞治氏の作品が買いる、ということです。たいていの人は。
さて、じゃあ、では堀尾貞治氏は、どうのように評価されているか。こっそりお教えいたします。
ベルギー人の
Axel Vervoordt が作品を収集を行っています。 彼のHPで、
Lucio Fontana(ルイ・フォンタナ)
Anish Kapoor (アーニッシュ・カプーア)といった、大物アーティストと
一緒の頁で紹介されています。
じゃあ、買っても損はないはず。しかし、そこが難しい。多くの作品を作り出すアーティストの作品を買うには、自分の「目利き」の力が必要になってきます。
でも、本当に大事なことは、その買う作品が好きか嫌いか、欲しいか欲しくないか、その直感性だと思います。その直感は、数々の作品を具体的に見ることにより、養われていきます。
私が買った作品 2000円の作品を3枚。
本当にこれがいい作品か、価値あるか、それはこれからの時代が決めていくことです。なにより、合計6000円で3枚も買えたことに今日は満足でした。